印相正位図(基礎位の詳細)
- 方位:北
- 八卦:坎位(水)
- 五行:水
- 時 :12月、23時~1時(子の刻)
- 色彩:黒
印面の真下にあたる基礎位は、方位でいえば北にあたります。
易では姓名の源である水を象徴する「坎(かん)」という卦があてられています。
どのような器にも水は方円に従うことから、どんな環境の中でも適応する柔軟な性質を現しており、この部位が吉相であれば、人間関係が円滑に運び、いろいろな局面でプラスに作用します。
また、人間生活の基本である衣食住の中では、特に住居に深く関係しており、子孫や部下運という象意につながります。
人生の流れから見ると、特に晩年の運勢に関わっていますので、この基礎位が充実していれば、若い時に苦労しても中年以降運が開け、子宝や部下運に恵まれ、老後も幸せで安定した生活が送れるようになります。
この部分が欠けていると
- 住居が安定せず、流浪の生活を送る
- 子宝に恵まれない
- 子供で苦労する
- 部下の離反、信用をなくす
- 盗難、災害
- 健康面:腎臓、生殖器、すい臓などの疾患、血液の病
この部分の印鑑の欠けのほかに、朱肉の付きが悪く薄く写る場合、現在の運勢の弱さを現していると観ます。
その他、一白水星の象意と意味について
吉のエネルギーを積極的に取り入れると、自分の中にあるプラスの面がどんどん引き出されてきます。
各九星にはそれぞれ違うエネルギーが働いています。
自分の本来持っているエネルギーとの相関もありますから、その現れ方は必ずしも一様ではありません。
ここが気学の面白さであり、奥深さです。
一白水星は主に対人関係に影響します。その他にも下記のような象意があり、場面や時に応じて様々な現象に変化して現れます。
- 新しい交際、地位・人気の上昇、思考力アップ
- 部下運・子ども運、交際の広がり、やる気・勤労意欲
- サイドビジネス、斬新なアイディア、交際の広がり、部下の協力
- 商売繁盛、遠方の人との交際、恋愛・結婚、信用
- 金運、実利と人気、交友の喜び、影からのの援助、等。
一白水星の性格と傾向※九星傾斜宮による
キーワード:水・交わり・流動性・煩悶・忍耐・思考・秘密・裏面・色情
- 柔軟な社交性の持ち主。人の気持ちを推しはかる駆け引きが上手で、どんな環境でも才能を発揮する順応性と押しの強さがある。
- 義理人情に厚く、他人の面倒をよく見るので人から慕われるが、苦労症で気苦労が耐えない。
- 頭脳明晰で、注意深く器用に物事を成し遂げるが、いったん形が整うと投げ出してしまう事がある。
- 自分の意見を見せたがらない傾向がある。困っても人に相談せず一人で悩んだり、他人の忠告を素直に受け入れない傾向がある。